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マラムレシュ地方(ルーマニア)

2007年12月08日
muromareshu.jpg
中世ヨーロッパの姿を残す『マラムレシュ地方の木の教会』

旅行生活情報誌「トラベルライフ」2006年11月号より
ヨーロッパの南東部、ウクライナ、ハンガリー、ブルガリアなどと国境を接し、東側は黒海に臨んでいるルーマニア。ドイツの山岳地帯を源とし、8カ国を貫流するドナウ河はセルビア、ブルガリアとの南の国境沿いを流れ、ルーマニアでその長い行程を終えて黒海に注ぎ込む。黒海沿岸部は、白い砂浜と遠浅の海岸が続き、華やかなリゾート地として人気を集めているが、一方では黒海沿岸北部のドナウデルタはヨーロッパ最大の湿原地帯であり、自然の宝庫として知られている。

素朴な風景に出合えるのも、そうしたルーマニアの大きな魅力だ。農村では近代化の波に飲まれることなく、昔ながらの生活が続けられ、豊かな文化が息づいている。その代表ともいえるのがマラムレシュ地方。民族衣装をまとった人々が暮らし、古きよき文化をそのまま守り続け、”中世ヨーロッパの農村の姿を残す里”とも称されている。小さな村々には、17~18世紀にかけて建てられた木造教会が点在し、そのうち8つの教会が世界遺産に登録されている。




長い屋根が印象的なマラムレシュ版ゴシック様式
マラムレシュ地方はルーマニアの北部に位置し、ウクライナ、ハンガリーと国境を接している。村々に点在する木造の教会は、建物を支える基礎の石さえなく、すべてが木で造られている。まっすぐに伸びたとんがり帽子のような長い屋根が印象的で、これらの教会建築を「マラムレシュ版ゴシック様式」と呼ぶ専門家もいる  

教会内部は質素だが、柱や梁には太陽や綱目などの模様の彫刻が施され、木の屋根は魚の鱗のようなパターンにカットされているのが特徴だ。壁に貼られた布には、村人の生活の様子や聖書に登場するシーンが描かれている。

マラムレシュの中心都市、バヤマレ市近郊のシュルデシティ村にある教会は、高さが54mもある。ヨーロッパの木造教会の中で最も高い教会で、1721~1724年に完成した。構造を支える棟木には太い樫の丸太を使用し、尖塔の下部の小さな4つの塔がユニークだ。

バヤマレ市から55kmほど離れたブルサナ村にある教会の建造は、1720年に着手され、現在の姿が完成したのは1800年のこと。聖檀には、当時の有名画家が描いたと伝えられる絵が今もそのまま残されている。また建築の途中に、神父たちの住居が教会の周辺に建てられ、教会と住居の複合記念物として貴重な存在ともなっている。

マラムレシュ地方の教会群の中で最も古いのが、イェウッド村の教会。建築は1364年で、聖処女マリアの誕生と名づけられている。内部は神秘的な雰囲気が漂い、壁面いっぱいに絵が描かれ、木とガラスで作られた数多くのイコンが飾られている。

これらを含め8つの教会が、「マラムレシュ地方の木の教会」として、1999年にユネスコの世界文化遺産に登録された。
まっすぐに伸びた長い屋根が目を引くシュルデシティ村の教会


ブルサナ村の教会



ブルサナ村の教会の内部には、当時の画家が描いた絵がそのまま残る
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