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マチュピチュ(観光)

2007年12月07日
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1911年、アメリカの考古学者ハイラム・ビンガムに発見されるまで、マチュピチュは400年の眠りについていた。

16世紀、スペイン軍によって最後の日を迎えたインカ帝国の都こそ、このマチュピチュ…そんな仮説が今は一般的だ。

でもマチュピチュはそれだけの都市ではない。
その構造に不可解な点が多すぎるのだ。まずこの都市を形成する石組みである。

完璧に製材された20トンクラスの巨石はカミソリの歯も通らぬほど堅牢に組み上げられている。

さらにこれらの巨石をどうやって標高2720mの地に運び上げたのか?その技術は未だに不明。またマチュピチュの聖山ワイナ・ピチュさえも、実は人工的に造られた山なのではないか?という説もある。

古代文明にまつわる数々の伝説は今日もマチュピチュを取り巻いている。

天空都市マチュピチュ――その言葉だけで、つい心踊ってしまう。南米はペルーにあるマチュピチュ歴史保護区は、一説には宮崎駿監督の映画「天空の城ラピュタ」のモデルとなった場所とも言われている。そびえたつ山の頂上に、突如として現れる整然とした都市。

その成り立ちや歴史には謎も多く、完璧な美しさとともに世界一ロマンが詰まった遺跡だと言っても過言ではない。

天空都市ははるか彼方に…… 天空都市と言われるだけに、マチュピチュへのアクセスは大変だ。
拠点となる街クスコから電車に乗り、終点からまたバスに乗り継いで、はるばる雲上まで向かうような急勾配を登り続け「本当にこの先にあるのかな?」と不安になった瞬間に、突如として街が現れる。

山の頂上をスパッと平らにしたような地にあるマチュピチュは、そのアクセスの悪さゆえ、歴史から抹消され、ひっそりこの地に佇んでいたのだ。

マチュピチュに行くためにはいくつかの方法があるが、確実なのはツアーだろう。とはいえ、ツアーでも拠点となるクスコの街からは電車+バスを乗り継いで行かなければならないので、それなりにハードだ。

さらにじっくりマチュピチュを楽しみたい人には、インカ帝国の時代にアンデス山中に張り巡らされた山道を3日~4日かけて辿っていく「インカトレイル」と言われるトレッキング・ルートをオススメする。

「4000メートル級の山々をトレッキングする自信はないけど、地元の空気を感じながら行きたいなあ」という欲張りな旅人(私のことだ!)は、ローカルバスと電車を乗り継いで行こう。

途中には塩田や遺跡、さらには温泉まであって、遠足気分で楽しめる。
壮大な山々が連なるアンデスの景色を見ながら、そこで暮らす人々と挨拶を交わしながらの旅。

「地球の裏側はこうなってたんだ!」なんて目からウロコの発見がザクザクある。
謎があるところに、ロマンがある そうしてたどり着いたマチュピチュは、まさしく「どうよ!」といわんばかりの勢いで、突然全貌を現してくれる。いやぁ、キレイだ!

実に単純な言葉しか出てこない自分がうらめしかったが、しかし本当にキレイなのだ。
背後に仙人が住んでいそうなとんがった峰を抱き、周囲の大自然に完璧なまでに溶け込んだこの遺跡に、私は自分でもちょっと意外なぐらい感動していた。

マチュピチュというのは、インカ大帝国傘下の共同体のひとつだった。インカ帝国がスペインに侵略されたあとも、インカの民たちはこの山奥で歴史と戒律を守りながら細々と暮らしていたのだという。

しかしこの景色を見ていると、なぜこんな不便な場所にこんな発展した文明が? と思わずにはいられない。

さらに不思議なのは、苦労して作ったであろうこの街から、ある日住民が忽然と姿を消してしまい、その後の住民の行方はまったくわからないということ。

誰かから侵略された形跡もないというのに……それゆえ、マチュピチュは「失われた都市」との別名をとり、完全な形でインカの文明を残す街として知られている。

エジプトのピラミッドしかり、徳川埋蔵金しかり、謎があるところにはロマンがあるのだ。
まずは佇むべし まず、マチュピチュにたどり着いたら、しばしその場に佇んでみよう。

マチュピチュは何より、入り口近くの高台からその全貌を見渡しているのが一番美しい。 風を、雲を感じながらマチュピチュを楽しむなんて、うーん、なんとも贅沢!

マチュピチュ遺跡内を散策するときは、本やガイドさんから知識を仕入れておくとよい。

マチュピチュという街は実に機能的にできている。例えば水。山の頂上にあるこの街では、水の確保は生活の重要課題だった。 街中に水路が張り巡らされ、畑・田んぼに必要な水が効率的に供給できる仕組みになっている。
ほかにも急斜面に整然と作られた段々畑しかり、説明を聞くと「へぇ!」と思う構造になっていて、つくづくこの街を作ったインカの民たちの高度な技術力に圧倒されてしまうのだ。 見て美しく、知って驚く。

山奥にひっそりと佇む天空都市マチュピチュは、まさしく完璧な遺跡として訪れる者に衝撃と感動を与えてくれる。 歴史の、地球のロマンにどっぷりと浸りたかったら、これほどぴったりな場所はきっと他にはない。


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